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ケープタウンに完敗(2)
親戚の叔父さんがいつも言っていました。

「ワシ、いつか喜望峰に行ってみたいんじゃ」

なんとなく広島弁にしてみました。長崎弁で言うと、

「おい、いつか喜望峰に行ってみたかとさねー」

広島弁のほうが野望っぽいのはなぜだろう。
こんなことを書いてる自分のほうがなぜだろう。ですが、喜望峰に話を戻します。

まずは写真を! (すべてにポチッと汚れが・・・)

ケープ半島南下中
                      ケープ半島南下中

南下中の海岸線。
                                  南下途中の海岸線

ヒヒ(バブーン)もうすぐルック・アウト・ポイント
                 ヒヒが食べ物を狙う・・・                 あと少し

喜望峰(ルック・アウト・ポイントより)
                           喜望峰!(ルック・アウト・ポイントより)

アニカとルック・アウト・ポイントにて
          Anika(amaniさんの同居人ドイツ人)と           Tokyoは無かった

ケープポイント喜望峰。いい波です。
     ケープ・ポイント                喜望峰(近くにサーファー多数)

テーブルクロス
                            市内に戻るとテーブル・クロス(雲)が

アフリカ最南西端、喜望峰
年甲斐もなく、久しぶりにわくわくどきどきしました。

アフリカ最南端じゃないけれど、感慨深いことに変わりはありませんでした。
(最南端は喜望峰から南東に約150キロのアグラス岬とのこと)
なぜなら、喜望峰と自分のつながりを感じていたからです。← かなりあとづけ

かの大航海時代、ヴァスコ・ダ・ガマの船隊がここを抜けてインドに向かい、
その後の白人の入植、ヨーロッパ列強による植民地化につながっていったこと、
それ以降、そして現在でもアフリカにはびこる窮状の出発点になったということ、
それを軽減させるための仕事をいま自分がしていること、勝手につなげました。

この前日に、ネルソン・マンデラ氏も収容されていた監獄島・ロベン島の資料館
(ロベン島自体には時間がなくて行けず)で、アパルトヘイト(人種隔離政策)時代の
惨状の記録の数々を目にしていただけに、更に色々と思いを巡らしました。
ちなみに、ロベン島はもともと、白人入植者の奴隷化に抵抗したケープの先住民が
「犯罪者」として流された場所だったということです。

ケープタウンに完敗

と書きましたが、それは決して、ケープタウンの綺麗な景色や和やかな雰囲気だけに
「完敗」だった訳ではないことに、ケープタウンを後にしてから気付きました。


空港から市内に向かう途中にも広がる、南アの都市貧困の象徴ともいえるタウンシップ
(アパルトヘイト時代に黒人が強制的に住まわされた居住区、バラック家屋が主)と、
ケープ半島の海岸線に建ち並ぶ、ケープ様式の綺麗な建物。

私を含めた富裕層が思い思いに食事やおしゃべりを楽しみ、高級車や高級大型バイクも
ずらりと並ぶウォーターフロントで、私にお金を無心してくる黒人の子ども達。
海岸線に浮かぶヨットやクルーザーのオーナーには、裕福な黒人も多いと聞きます。

ある意味、新生南アフリカの抱える「ギャップ」が凝縮された場所、ケープタウン。
白人と黒人の間だけでなく、黒人と黒人の、いや全ての人種の間に広がるギャップ。

これまでプロジェクトをやってきたリンポポ州の特定貧困地域でも、この「ギャップ」の
大きさに愕然とし、黒人の役人たちでさえも、いやむしろ特権を謳歌している黒人のほうが、
そのギャップの助長に手を貸しているのでは?と思えるほどの日々を過ごしてきただけに
(一方で、貧困層を支援しようと献身的に努力する白人もいます)、
まざまざと見せ付けられた「ギャップ」に、やっぱりか、と思ってしまったのです。

うまく表現できないですが、「だからこそ頑張らねば!」という前向きな気持ちと、
「頑張ってもこのギャップは小さくならないかも・・・」という後向きな気持ちが、
私を脱力させてしまったのだと思います。そういう意味でも「完敗」だったのです。

勿論、ケープタウンは本当にいいところです。住んでみたいくらいの勢いです。
ケープタウンを訪れる人は皆、ケープタウンを好きになるというのも頷けます。
私もいま「南アでオススメは?」と聞かれたら、「ケープタウン!」と即答します。

でもそのときには、少しだけこの「ギャップ」についても伝えなければと思います。
南アフリカの現実を伝えていかねばと思います。
そんなことを、撤退準備で部屋に積みあがった段ボールに囲まれながら考えました。

ケープタウンに乾杯。


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| comments(13) | trackbacks(1) |
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ケープタウンに乾杯☆
喜望峰、外国の地名で日本語に直してこれほど美しい響きを持つ名前は他にないでしょうね。^^ そして、景色も素晴らしい!! しかし、ホオジロサメ、オオメジロザメ、タイガーシャークの三大危険サメがいる喜望峰周辺にサーファーっているんですね。^^; 季節によってはいないのかな?
しかし、「希望」の名前とは裏腹に、アフリカの窮状の出発点になった場所なのは複雑ですね。
ギャップと言えば、インドで見た、インド人とインド人のギャップに覚えた違和感と似ているかもしれません。 今は欧米人が支配する!みたいな単純な構造の貧困だけではないですからね。改めて勉強になります。
自分が年末に行ったマレーシアも水上コテージにふんぞり返っていたちょっとは慣れた所には、貧しい暮らしぶりの人々がいましたからね・・。 ギャップの種類が国地域によってさらに複雑化する世界で、国際協力という分野の問題点、難しさが改めて分った気がします。
| Ray | 2007/01/31 2:14 PM |
ますますケープタウンに行きたくなりました。今年は、ビジネスが勝負の年(だと思っている)ので、いけるか微妙だけど、絶対そのうち行ってやるー!!!
アメリカでも、白人から黒人に対してより、成功している黒人から貧困層の黒人に対しての態度に疑問が湧くことあるよ。でもね、気持ちはわかる。だって、成功した人は努力してるもん。でも、努力以前にどうにもならない人たちもいっぱいいるもんね。
私も、うちのビジネスを通して、少しでもそういう人にチャンスを与えられたら、と思います。
| Ruriko | 2007/01/31 2:26 PM |
なんかすっごく共感できる部分がたくさんある日記だよ。
日本でのほほんと過ごしてると忘れてることたくさんあるんだよね。

それにしても写真どれもきれいに撮れてるね。
一番下の写真が特に雰囲気あるよ。

そっか〜、いつか南アにいけたらケープタウンには行かなきゃだね。
| ケケ | 2007/01/31 8:34 PM |
なんか考えされられました。

南アフリカって、景色がきれいで、動物達も身近にいて、そして、意外に?町並みもステキ!なんて思っていたけど、そういう現実もあるんだよね。

南アフリカといえば、アパルトヘイトで、有名?だけど。白人と黒人の差別ならまだしも、黒人と黒人のギャップもあるんだね。 それは知らなかったです。

世界にはいろんな環境で過ごしている人がいるんだな〜っていまさらだけど、改めて思いました。

やっぱり違う国で過ごすといろんなことがみえてくるんだね。
| のんた | 2007/01/31 10:59 PM |
私もカンパイ!
喜望峰の風景を見たのはこれが初めてです。ケープタウンへ行く機会があるときは、是非、ロベン島とネルソン・マンデラ氏の資料館へは訪問してみたいですね!
前回のカリフォルニアに似た風景を写真で眺めながらも、現状はカリフォルニアとは似ても似つかないのだろうなと思いました。源。さんの今回の日記を読んで、貧困層と富裕層のギャップを感じ取ったと同時に、幼い頃に何度も訪れたフィリピンの風景を思い浮かべました。アメリカでも、車を1時間走らせれば、有名人もが多く住むゲート付きの高級住宅街から、道端で暮らすホームレスが集まるダウンタウンへと景色が変わっていく様子を観ることが出来ます。
根深い社会制度、歴史、習慣がからむ貧困を失くすまでの課題の数は、きりがないかもしれませんが、国際協力は、ろうそくのようなものだと思います。頑張ってください。
| ジョ | 2007/02/01 4:40 AM |
よくぞ書いてくださいました。

アパルトヘイトで白人に虐げられ、さらに現在もタウンシップから抜け出せずに生活しているケープタウンの黒人たちは、何故こんなに陽気なのでしょう。リンポポには行ったことがないのでケープの黒人についてのみ言えば、そんな辛い過去や現実があるとは思えぬほど皆明るい。ケープのこの美しさや気候が関係しているのか、長年にわたり切に望んだ平等を心底楽しんでいるのか。そしてそれは素晴らしいことであると同時にもっと頑張れ!とも思ってしまう...複雑ですね。
| amani | 2007/02/01 7:45 AM |
さすがモッコン!写真も文章もかなりグッとくるものありました。

日本の政治家が盛んに格差社会の是正!と叫んでいることの小ささを感じたよ。

色々考えるね。先日マカオに行ったんやけど、カジノにいた大半のひとは、大金を手にして賭けに興じる中国人だったよ。でも、そのようなお金持ちの中国人は13億人のうちのほんの一握り。どこにも貧富の差はあるよね。
でも、競争がなくなったら、新しいことも何も生まれないだろうし。
みんな頑張って、切磋琢磨して、成長していくことが大切なんかな。

なかなか難しいもんやなぁ。
| MIZO | 2007/02/01 8:45 AM |
すんばらしい洞察と濃い内容の日記なのに

>喜望峰(近くにサーファー多数)
に一番反応してしまった情けない自分に完敗・・・笑

「ワシ、いつかは喜望峰でサーフィンしてみたいんじゃ」
叔父さんの広島弁バージョンぱくらせていただきます。
野望っぽいやろ?

ps.残りの南ア滞在ファイツ!
| あやこどん | 2007/02/02 12:57 AM |
こちらでは初めまして。数年前、ラオスで少しだけご一緒させていただいた者です。台湾人と日本人のオンナ二人連れの日本人の方です。
アフリカがそのまま伝わってくる写真と文章に感動しています。これからもたくさん紹介してください。
| 江月けい | 2007/02/02 6:33 PM |
わー、すっごいねぇぇ。喜望峰、美しすぎる。
サーファーいてもダイバーはいないのかな。激しすぎて潜れないのかな。
| みかんちゃん | 2007/02/03 10:07 AM |
はじめまして!岡山の8と申します。夜中に色々な写真を見ていたら偶然源さんの写真が目に飛び込んできました。自分からメールを出すのは初めてで、チョイ緊張してるのですが、ちゃんと届いてますでしょうか?源さんの写真と文、グッときてます。これからも色んな旅日記を楽しみにしています。
また遊びきますね。
ちなみに日本は節分でした。
鬼は〜外!
福は〜ウチ!
グッドラック♪
おやすみなさい。
| 8(ハチ) | 2007/02/04 1:51 AM |
>Ray
サメ・フリーク?
サメけっこういるらしい。
サメ監視員もけっこういるらしい。>amaniさん情報
サーファーはサメと友達らしい。>妄想

ギャップ、世界中どこでもやね。
国際協力でも助長してしまうこともある。どうしたもんか・・


>Ruriko
ケープタウンいらっしゃい!

チャンスを与えられたら、とはさすがRuriko。
チャンスとか選択肢がないと、努力もままならないもんね。
ますますあなたのビジネスに注目です。サポーターいらない?


>ケケ
すっごく共感ありがとうございます。

一番下の写真、雰囲気でてるよね(自己満足)
南アくるならケープタウンはmustやよ。ついでにナミビアへ。


>のんた
南アにいると、何にでも陰と陽があることを痛感させられます。
国でも個人でも。

良くないと思ってても、実は良かったりする。
今日が悪くても明日がある。飛躍しすぎ?


>ジョ
国際協力は、ろうそくのようなものか・・・励ましありがとう。

フィリピン、パヤタスのスモーキーマウンテン(ごみ山)に行ったことあります。
あちこちからスモーク(煙)が上がっていて、そこでごみを拾って生活する人々。
あれは本当に衝撃でした。

少しずつ少しずつ。

| 源 | 2007/02/04 4:47 PM |
>amani
リンポポの黒人たちも陽気です。よく歌い、よく踊り、よく笑う。
でも本当のところはわかりません。
本当に辛いことがわかっているからこそ、今が幸せなんかもね。

対象地域で雨が降らないときの住民の表情を見ていると、
ケープの気候が人を穏やかにするのかも、とも思います。


>MIZO
競争がなくなったら、成長もないだろね。
でも競争するチャンスさえ得られない人たちもごまんといる。
それが仕方がないこととしてしまうのか、何かするのか・・

日本は、そのへんの権利はしっかりしてるよなあ。


>あやこどん
サーファー、反応ありがとう。もち、あやこどんと悦どんを意識してましたから。

「ワシ、いつかは喜望峰でサーフィンしてみたいんじゃ」

喜望峰でも人気者だろなあ。


>江月けい
おお!お久しぶりです!あんな二人組、忘れません(笑
ていうか、こんなお名前でしたっけ?
シュオヤも元気ですか?

HPもみました。こんな台湾に詳しいの見たことないです。
いつか台湾行くので宜しくお願いします(いつだ・・)


>みかんちゃん
ダイバーもいるはず!
潜ってないからわからんすけど・・・

みかんちゃん、やってましたっけ?ぜひ潜りにきてください。



>8(ハチ)
はじめまして。8とはいいお名前ですねー。
偶然でもグッときてくださってありがとうございます。
また遊びに来てください!

節分、忘れてた!
今からでもやります。ピーナッツでいいかな・・

8さんもグッドラック!

| 源 | 2007/02/04 4:49 PM |









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『 CATCH A FIRE 』
『 CATCH A FIRE 』 邦題 : 輝く夜明けに向かって 実在の人物、パトリック・チャムーソ氏を通して、 アパルトヘイト政策下の80年代南アフリカを描いた作品です。 公式ホームページ {/arrow_r/} こちら (注:音楽が流れます)   家族を守るためにテロリストと
| Mimosa | 2007/02/04 7:10 PM |
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